飯尾:28歳で解散して一人になった時、仕事って言ったらキャイ~ンのラジオとカンコンキンのみ。だから、キャイ~ンのラジオは毎週見れたわけ。その時に、何でもドッカンてウケるわけじゃないのよ。伝わらないこともあるわけ。ガラスの向こうのスタッフが手を叩いて笑う時もあるけど、そうでない時もウドと天野は続けるわけ。そうすると、2回連続で届かない時に俺だったら黙っちゃう。「今日は違う」と思ってね。でも3回目で倍返しでドカーンとウケるわけ。そういうの見て仕事の姿勢を習ったっていうか。1回スベったら怖くていけないもん。
天野:あーそう(笑)。
飯尾:ネタは自分で組み立ててるからまだ出来るじゃん。でもフリーの場所で「何かやって」って言われて、スベったらその日はもう…。拍手だけしてるとかじゃチャンスつかめないよね。
天野:色々考えてたっていうのが信じられない。
飯尾:(笑)。
天野:「頭おかしくなって麻痺してんだろうな、この人。飯食えないんじゃないかな」って(笑)。
飯尾:あの頃は、月4万くらいかな。
天野:ほら、麻痺してなきゃ続けられないよ(笑)。
飯尾:28歳で4万。35歳は食えてたね。
秘書:当時、『笑っていいとも!』とかも出られてましたよね。
飯尾:そうね。わけのわからない大抜擢ね(笑)。
天野:でも、何だろうね。不思議と何かしてあげたくなるんだよね。
飯尾:甘えようって決めたからからかな。
天野:もちろん悪く言う人もいないしね。
飯尾:やっかみがないの。やすとも話してるんだけど、キャイ~ンのお陰だったのは、同じスタートで同じ条件でやってきて売れてるの見てるから。やっかみようがないじゃん。
天野:(笑)。同じ事務所だしね。
飯尾:そうそう。俺なんか一緒に飲んだりして、ウドん家とか先に入ってるの、合鍵持ってるから。ウドん家で、写真屋でもらえるビニールのミニアルバムあるじゃん、あれ見てたら最初俺たちと写ってるんだよ、3冊くらい。そうしたら、次は厚くなってくるの。浅草キッドさんとか大川興業の芸人さんたちと写るようになってるわけ。それから深夜番組の隊長(出川さん)がいたり、その次はウンナンさんとかが出てくるわけ。俺はそれを見れたから、文句言えないでしょ。
天野:事務所のせいでもないし。
飯尾:そうそう。
秘書:先に売れやがってとか、そういう嫉妬とかは?
飯尾:だって、ウケてるから。
天野:(笑)。
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