天野:今日はよろしくお願いします!先生も今お忙しいそうで。

安河内:今、全国回らなきゃいけなくて。何でも屋さんなんで、何でもやってるんで。

天野:英語以外にもされてるんですか。

安河内:今は英語教育全体を変える仕事、文部科学省の委員をやってますんで。また、全国回って、英語の先生がたを対象にした講演などもやるんです。

天野:それは安河内先生の教え方を、文科省が認めているってことですよね。

安河内:大きな方向性としてはそうですね。

天野:それが普通に小学校中学校に行くまでに、どれくらいかかっちゃうんですか。

安河内:難しいですね。とりあえずすぐにこんな真面目な話でいいのですか?

天野:全然真面目な話でいいです()

安河内:このままいくと、もうすぐに小学校3年生から英語教育が始まるんですね。私たちの小学校の時には英語教育って何も無かったですよね。

天野:無かったです。

安河内:これから子どもたちは、小学校3年生で1時間、4年生で1時間、5・6年生で2時間3時間くらい英語を勉強して、中学に入るんですよ。だから、私たちが中学1・2年でやったくらいの時間数を小学校でやって、中学生になって高校生になってくるんで。

天野:という事は、レベルが上がってくる

安河内:上がっていくかもしれないですね。ただ、日本なので英語の先生も英語で話すのを照れちゃうので、できるだけみんなで英語で話そうというのをやっているんですけどね。

秘書:英語の先生もですか。

安河内:やっぱりちょっと照れるじゃないですか。

天野:いわゆる外国映画とかも見てるじゃないですか。その時の英語の感じと、英語の先生の話す英語の感じが明らかに違うじゃないですか。

安河内:そうですよね。

天野:そんな流暢に話したら、生徒からも「ええー」みたいな空気になっただろうし、先生もそらへんのバランスを考えて、こっちがカタカナ英語で話していることにも注意をしない風潮というのは。

安河内:先生方にも言うのですが、「これから英語で授業をしましょう」って言うじゃないですか。先生が上手な英語で50分間まくしたてるっていうことじゃないんですよね。先生は、生徒たちが楽しく会話する手助けをしてあげる。キレイな発音を勉強するためには、CDとか電子黒板とかの音を使って生徒たちに発音の指導をしてあげる。だから、先生はそんなに色んな事をしなくてもいんですよ。生徒の参加を促す音楽の先生とか体育の先生みたいになればいいわけですね。

天野:英語の教育というのは、そっちの方が近いというわけですか。

安河内:今までは日本人の先生が英語の文法についてずーっと話していて、生徒も日本語でずーっと書いて、一言も口を動かさないというのが英語教育だったんですけど、これからは生徒がどんどん参加して生徒がたくさん話して先生はそれをコーチしてあげる音楽とか体育の先生みたいな役割。

天野:参加させて盛り上げるという

安河内:そうそう盛り上げ役。パーティの幹事みたいなものですよ。



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